PayPay銀行は、PayPayユーザーだけではなく、他のキャッシュレス決済を使用している方にも使いやすいネット銀行です。
今回は、PayPay銀行のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
PayPay銀行に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
PayPay銀行とは
PayPay銀行は、ジャパンネット銀行が2021年4月5日から名前を変えた、新しいネット銀行です。
もとのジャパンネット銀行は、2000年に国内初のネット専業銀行として誕生しました。
そこからPayPayと連携し、よりキャッシュレス時代に沿った銀行を目指して名前を変更したのがPayPay銀行です。
PayPay銀行の大きな特徴は、スマートフォンに入れたアプリで簡単に入出金やチャージなどができる点です。もちろんPayPay以外の各種キャッシュレス決済にも対応しています。
スマートフォンが当たり前となり、キャッシュレス派の時代に適した新しい銀行といえるでしょう。
PayPay銀行のメリット10個
さっそくPayPay銀行のメリットを10個ご紹介します。
入出金手数料が無料になりやすい
PayPay銀行のATM入出金手数料は、毎月1回目だけ無料です。2回目以降は1回につき165円(ゆうちょ銀行の場合は330円)の入出金手数料がかかります。
ただし1回の利用金額が3万円以上なら、毎月2回目以降でも手数料は無料になります。
お金をおろす回数を毎月1度にとどめたり、1度におろす金額を3万円以上にしたりすれば、手数料はずっと無料でお得に利用できます。
キャッシュカードなしで入出金が可能
セブン銀行ATMとローソン銀行ATMなら、キャッシュカードがなくても入出金できます。
PayPay銀行アプリで「カードレスATM」を選択し、ATMでQRコードを読み取るだけでOKです。
「キャッシュカードを忘れて外出先でお金がおろせない!」という状況にならず、財布を持たなくても済む便利なサービスです。
ただしPayPay銀行アプリでカードレスATMの設定が必要となるため、事前にアプリの設定を済ませておきましょう。
PayPay残高の出金手数料がいつでも無料
PayPay残高とは、PayPayアプリでキャッシュレス決済する際に使う残高です。
PayPay残高が足りなくなったら、銀行口座やATMなどからチャージしたり、PayPayポイントを使ったりします。
このPayPay残高にはいくつか種類があり、PayPayマネーのみ銀行口座へ出金が可能です。出金には1回100円の手数料がかかりますが、PayPay銀行へ出金する場合のみ手数料が無料です。PayPayで決済することが多い方には嬉しい機能ですね。
PayPayアプリでスマホから気軽に使える
PayPay銀行のサービスは、PayPayのアプリ上からワンタッチでアクセスできます。
例えばPayPay銀行の残高を確認しながらPayPayにチャージすることもできるので便利です。
また実店舗に足を運ぶ必要もなく、自宅や好きな場所からスマートフォンで気軽に操作が可能です。
スマホだけで最短当日に口座開設可能
口座開設が簡単にできるのもPayPay銀行のメリットです。
スマートフォンで本人確認資料(運転免許証かマイナンバーカード)と顔写真の撮影、もしくはアプリでマイナンバーカードを読み取るだけで、簡単に口座が開設できます。
印鑑の届け出や、書類の郵送などは一切不要です。申し込み内容に不備がなければ、最短当日に口座が開設できます。
具体的な口座の開設方法は後述します。
各種キャッシュレス決済のチャージが可能
PayPay銀行の便利な点は、PayPay以外の各種キャッシュレス決済にもチャージができることです。
2022年9月時点でチャージ対応しているキャッシュレス決済は下記のとおりです。
・LINE Pay
・メルペイ
・pring(プリン)
・Kyash
・Garmin Pay
・Fitbit Pay
PayPay銀行と三井住友銀行は振込手数料無料
本人名義の口座宛なら、PayPay銀行と三井住友銀行間は振込手数料が無料です。
対象は、PayPay銀行、三井住友銀行の両口座のカナ口座名義が同一である個人のみなので注意しましょう。
Visaデビット付きのキャッシュカードが便利
PayPay銀行のキャッシュカードにはVisaデビット機能が付いています。
クレジットカードとは違い、使った金額はその時点でPayPay銀行口座から引き落とされます。同時性ゆえに、お金の使いすぎを防止したり、ラクに収支管理をすることができます。
また、海外でもVisaマークがあるお店で使用可能のため、海外旅行や出張が多い方にも最適です。
Tポイントを現金化できる
PayPay銀行ではTポイントを現金化できます。
Yahoo!ウォレットの受取口座にYahoo! JAPAN ID(PayPay銀行を登録済み)を持っていれば、貯まったTポイントをPayPay銀行の口座に出金できます。出金できるTポイントは1,000ポイント以上からです。
また出金できるポイントは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは対象外なので注意しましょう。
Tポイントが貯まっていて、Tポイント対象外のお店やサービスでも使いたいときに便利な機能です。
安心のセキュリティ体制
ネット銀行だと、セキュリティ面が不安な方も多いのではないでしょうか。
PayPay銀行の、セキュリティ面にも注目してみましょう。特にポイントなのが、トークン方式のワンタイムパスワードを導入している点です。
トークンには毎回ワンタイムパスワードが表示されます。
ワンタイムパスワードは一度しか発行されないので、番号を推測されたり盗まれたりする危険性が低いユーザー認証方式です。
またトークンはパソコンやスマートフォンなどの機器と接続した通信を行わないので、万が一機器が不正プログラムに感染していても影響はありません。
PayPay銀行のデメリット3つ
一方で、PayPay銀行にはデメリットもあります。
金利はあまり高くない
一般的なネット銀行の金利は、普通預金で0.001~0.1%ほど、定期預金で0.02~0.30%ほどですが、PayPay銀行の普通預金の金利は0.001%、定期預金でも0.02%です。
高い金利を求めている方にはPayPay銀行はあまり向いていないと言えます。
他銀行への振込手数料がやや高い
PayPay銀行から他行への振込手数料は少し高めです。
PayPay銀行同士の振込手数料は無料ですが、他行宛には145円かかります。
他のネット銀行の場合、住友SBIネット銀行は77円、イオン銀行やソニー銀行は110円なので、PayPay銀行の145円は少し高いといえるでしょう。
実店舗がない
PayPay銀行はネット銀行のため、実店舗は存在しません。そのため、何か問い合わせたいときに直接窓口で相談ができません。
何か問い合わせの際は、問い合わせサイトを確認しましょう。もしくはLINEアプリでPayPay銀行と友だちになって、LINEチャットで問い合わせることもできます。
口座開設の方法
PayPay銀行の口座開設は簡単です。スマートフォンさえあれば、自宅で簡単に申し込めます。
普通預金口座だと、満15歳以上なら未成年の方でも開設できます。親権者の同意は不要です。
手元に準備しておくもの
口座開設に必要なものは、スマートフォンと本人確認資料です。
本人確認資料は、運転免許証かマイナンバーカードのどちらか1つでOKです。
カード型の健康保険証でもOKですが、顔写真の確認ができないので開設に時間がかかることがあります。
なるべく早く口座を開設したい場合は、顔写真付きの運転免許証かマイナンバーカードがおすすめです。
開設までの流れ
顔写真付きの本人確認資料を提出すれば、最短当日に口座開設できます。2パターンの方法を解説します。
マイナンバーカードを読み取る方法
メールアドレスを登録すると、認証メールが届きます。認証メールに記載されたURLに入り、本人確認方法の選択で「マイナンバーカードの読み取り」を選びます。
PayPay銀行アプリをダウンロードし、マイナンバーカードを読み取り、お客さま情報を入力します。
トークンアプリもダウンロードして店番号、口座番号、ログインパスワードを入力すればOKです。
本人確認資料と顔を撮影する方法
認証メールに記載されたURLをクリックし、本人確認方法の選択で「本人確認資料撮影と自撮り」を選び、お客さま情報を入力します。
「本人確認資料の提出」の「撮影はこちら」をタップし、運転免許証かマイナンバーカードを選びます。「顔写真と動画」から撮影をします。
トークンアプリもダウンロードして店番号、口座番号、ログインパスワードを入力すれば完了です。
まとめ
スマートフォンだけでほとんどのことが完結するPayPay銀行は、キャッシュレス派の方やなるべく簡単にお金を管理したい方、身軽に動きたい方におすすめです。
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