「まさか自分が、家族が入院するなんて」
突然の事態に直面したとき、多くの人は病院から渡される「入院のご案内」を手に、慌てて準備を始めます。しかし、書類に書かれた「パジャマ・洗面用具」といった最低限の備品だけでは、現代の入院生活を乗り切るには不十分なのが現実です。病院という特殊な閉鎖環境では、日常の「当たり前」が通用しません。
今回、実際に入院を経験した男女457人を対象に徹底調査を実施。実体験に基づいた「持っていけばよかったもの」と、逆に「実は不要だったもの」を浮き彫りにしました。
厚生労働省のデータが示す平均在院日数の短文化(令和2年調査で32.3日)という背景を踏まえつつ、経験者の「泥臭い本音」から後悔しないための準備術を解説します。
こうした生活者のリアルな調査結果は、infoQ公式Instagramでも多数公開しています。
「どっちがいい?」「みんなは何を選んでる?」など、気になるテーマのランキングや本音データをわかりやすく投稿しています。
思わず誰かに話したくなる調査も多いので、ぜひチェックしてみてください。
入院経験者は全体の約45%。実は少数派だった
今回の調査では、全回答者1,016名のうち「入院経験がある」と答えたのは457名(45%)。半数以上の人にとって、入院はまだ未知の体験であることがわかりました。だからこそ、経験者の「後悔」は貴重な情報源です。以降のランキングはすべて、入院経験者457名の回答のみをもとに集計しています。

「自分の経験が誰かの参考になる」。そんな社会貢献をしながら、スキマ時間でお小遣い稼ぎを始めてみませんか?
次回の調査に参加して、あなたの本音を教えてください。

入院経験者457人が選ぶ「持っていけばよかった」ものランキング
| 順位 | 持ち物 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 長い充電ケーブル | 11.2% |
| 2位 | ヘッドホン/イヤホン | 10.9% |
| 3位 | 耳栓・アイマスク | 9.0% |
| 4位 | モバイルWi-Fi | 8.5% |
| 5位 | 自分の枕 | 7.9% |
| 6位 | ドライシャンプー | 5.5% |
| 7位 | タブレット・Kindle | 5.5% |
| 8位 | 延長コード・電源タップ | 5.0% |
| 9位 | 爪切り・耳かき | 4.4% |
| 10位 | 置き時計 | 4.2% |
※有効回答数:n=457(入院経験者のみ)
1位:長い充電ケーブル(11.2%)
1位を獲得したのは「長い充電ケーブル」。病院のコンセントは、ベッドから1〜2m離れた壁際にあることがほとんど。短いケーブルだと、充電しながらスマホを操作するのがほぼ不可能です。
- 「コンセントが遠くて、充電中はスマホが触れず孤独だった」(あるとさん)
- 「ベッドの上で自由に姿勢を変えられないから」(水無月さん)
入院中はスマホが情報収集・家族連絡・気晴らしのすべてを担います。2m以上のロングケーブルを、準備リストの筆頭に加えておきたいところです。8位の「延長コード・電源タップ(5.0%)」と合わせると、電源まわりの後悔は実に16.2%。入院準備における電源問題の大きさが、数字ににじみ出ています。
2位:ヘッドホン/イヤホン(10.9%)
大部屋(多床室)での入院において、音のマナーは最大の懸念事項です。
- 「YouTubeなどを見ているとき、周りに迷惑になるから」(769ブレイクさん)
- 「相部屋だと動画の音漏れに神経を使う。ワイヤレスなら点滴中でも邪魔にならない」(ハマさん)
さらに、こんな声も。
- 「音楽があると時間の流れが早く、暇つぶしになるし、雑音もシャットアウトできる」(ひろさん)
- 「病院にあるイヤホンは片耳だったので、音漏れ対策としてもヘッドホンやイヤホンは持参した方がよかった」(ぶぶさん)
3位:耳栓・アイマスク(9.0%)
病院は24時間稼働しています。夜中のナースコールやスタッフの足音は避けられません。また、大部屋では、消灯後も他の患者のいびき、廊下の光が続きます。
- 「隣の人のいびきがうるさかった」(のさん)
- 「夜にうなりをする人がいて、病院だけに怖かったです」(noccoさん)
- 「産後の相部屋でうるさかったから」(ちっぽさん)
睡眠不足は回復を遅らせます。個室でない限り、これらは「娯楽品」ではなく「医療補助品」と捉えて準備すべきです。
4位:モバイルWi-Fi(8.5%)
病院によってはフリーWi-Fiが整備されていますが、速度が不安定なケースも多いのが現実。長期入院になるほど、動画視聴やオンライン通話でのデータ消費量は増えます。
- 「病院のWi-Fiは通信が不安定だったり、利用時間に制限があったりして不便でした」(Boliさん)
- 「パケット料金が高くて困るから」(晶さん)
動画視聴やビデオ通話は、驚くほどパケットを消費します。短期ならスマホのテザリング、長期ならレンタルWi-Fiが最適解です。
5位:自分の枕(7.9%)
「まさか枕を持っていくとは思わなかった」という声が目立ったのが、この5位。
- 「病院の枕は硬くて首が痛く、寝付きも悪かったので。慣れている枕が寝やすい」(こちょうらんさん)
- 「枕が合わなくて眠れなかった」(マヌルさん)
- 「いつも使っているものが一番!入院中はただでさえ寂しいので、自分の枕があると安心する」(わたあめさん)
病院の枕は衛生管理上、硬いパイプ素材が多いです。睡眠の質にこだわりがあるなら、荷物になってでも持参する価値があります。
6〜10位をまとめて解説
| 順位 | 持ち物 | 割合(%) | 詳細・理由 |
|---|---|---|---|
| 6位 | ドライシャンプー | 5.5% | 手術後や病状によっては、数日間シャワーが禁止になることも。 |
| 7位 | タブレット・Kindle | 5.5% | 入院中の最大の敵は「暇」。スマホでも代用できますが、画面の大きさが快適さに直結します。 |
| 8位 | 延長コード・電源タップ | 5.0% | 1位の充電ケーブルと組み合わせることで、電源問題をほぼ解決できます。 |
| 9位 | 爪切り・耳かき | 4.4% | 1週間以上の入院になると、爪が伸びてくる不快感を訴える声が多数。盲点アイテムです。 |
| 10位 | 置き時計 | 4.2% | ベッドから時計が見えない場合、時間の把握は思いのほか重要です。 |

【逆説】持って行ったのに「不要だった」ものTOP5
良かれと思って準備したものが、実は「ただの荷物」になることも。状況に合わせた取捨選択が必要です。
| 順位 | 持ち物 | 割合(%) | なぜ不要? |
|---|---|---|---|
| 1位 | ドライシャンプー | 9.1% | 結局すぐにシャワー許可が出たり、拭くだけで十分なケースが多い。 |
| 2位 | 割り箸・使い捨てスプーン | 8.8% | 病院側で用意されることが多く、ゴミが増えるだけの結果に。 |
| 3位 | 置き時計 | 7.4% | スマホで代用可能。夜間の「カチカチ音」が気になってしまう。 |
| 4位 | 耳栓・アイマスク | 7.1% | 「個室だったから不要だった」という、環境によるミスマッチ。 |
| 5位 | 自分の枕 | 7.1% | 短期入院(2〜3日)では、持ち運びの苦労が快眠のメリットを上回る。 |
注目なのが、ドライシャンプー・耳栓・アイマスク・自分の枕・置き時計の4アイテム。「持っていけばよかった」と「不要だった」の両ランキングに同時登場しています。これらは環境によって必要性が真逆に変わるため、状況に合わせた取捨選択が大切です。
経験者が語るリアルなアドバイス
- 「急な入院に備えて、日常から準備を」(やぁちさん)
- 「大部屋では"音"との戦いになる」(ぷくろうさん)
- 「売店でPayPayが使えず困った。現金・交通系ICカードも持参しておけばよかった」(ななさん)
- 「病院は室温が高いので、薄着の服も持っておいた方が良い」(まいとさん)
- 「ずっと空調がきいているので、乾燥対策グッズが必要だった」(藍さん)
- 「起き上がれない時、ペットボトル用のストローキャップがあると便利」(ケサラマさん)
入院準備のポイントまとめ
今回の調査と経験者の声をもとに、持ち物を「必要度」と「状況」で整理しました。
【保存版】入院持ち物チェックリスト|状況別おすすめ度
| 持ち物 | 短期入院(〜3日) | 長期入院(1週間〜) | 大部屋 | 個室 | 手術あり |
|---|---|---|---|---|---|
| 長い充電ケーブル(2m以上) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 延長コード・電源タップ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| モバイルWi-Fi | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| ヘッドホン/イヤホン | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 耳栓・アイマスク | ○ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
| タブレット・Kindle | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| 自分の枕 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| ドライシャンプー | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 汗拭きシート | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| リップ・ハンドクリーム | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 爪切り・耳かき | △ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
| 置き時計 | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 現金・交通系ICカード | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| ペットボトル用ストローキャップ | △ | △ | △ | △ | ◎ |
◎=ぜひ持参 ○=あると便利 △=状況次第で判断
- 「電源・通信」は全員マスト:充電ケーブル、電源タップ、モバイルWi-Fi
- 「音・光対策」は大部屋なら必携:イヤホン、耳栓、アイマスク
- 「手術あり」なら専用アイテム:ドライシャンプー、ストローキャップ
入院中の暇つぶしを「実益」に変える方法
入院中は動けない時間が長く、スマートフォンの画面を見る時間が増えます。その時間をただ消費するのではなく、少しでも入院費や生活費の足しにしてみてはいかがでしょうか。
- 信頼性: 運営は東証上場グループのGMOリサーチ&AI株式会社。
- 実益: アンケートに答えるだけで、Amazonギフト券や現金に交換可能。
- 適性: 1回数分のアンケートが多く、病室でのスキマ時間に最適。
今回の調査を実施したinfoQ公式サイトは、上場グループのGMOリサーチ&AI株式会社が運営する、日本最大級のアンケートサイト。20年以上の実績があり、現在80万人以上の会員が利用中。貯まったポイントは、Amazonギフト券、PeX、銀行振り込みでの現金化など、多様な交換先が用意されており、信頼性は業界トップクラス。
「入院中の暇つぶしに」「お小遣い稼ぎに」。まずは公式サイトから無料登録して、アンケートを覗いてみてください。
あわせて読みたい:
入院中の暇つぶし、何する?オススメや注意点、便利グッズを紹介!
よくある質問(FAQ)
Q. 入院準備、これだけは「今すぐ」買うべきものは?
A. 2.5m以上の充電ケーブルです。これは100%の確率で「あって良かった」となります. コンビニでは手に入りにくい長さなので、事前にネット通販等で確保することをおすすめします。
Q. ドライシャンプーは本当にいりませんか?
A. 手術の内容によります。「不要」1位になったのは、意外と早くシャワー許可が出た人が多いためです。事前に看護師さんに「術後、何日目からシャワーが可能か」を確認してから購入を決めても遅くありません。
Q. 病院の売店でキャッシュレスは使えますか?
A. 病院によります。今回の調査では「PayPayが使えず現金で苦労した(ともこさん)」という声もありました。クレジットカードと千円札数枚、交通系ICをセットで持つのが最も安全です。
調査概要
- 調査方法:
- infoQでwebアンケート実施
- 調査期間:
- 2026年1月30日(金)~1月31日(土)
- 有効回答:
- 1,016サンプル
- 調査対象:
- 全国の20〜49歳 男女

infoQの自主調査におけるアンケート設計・分析を担当。統計データと生活者の声をもとに、家計や節約テーマを中心とした実生活に役立つ情報を、根拠ある数字でわかりやすく発信しています。









